読書の秋、勉強の秋。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
気候が落ち着くこの季節は、不思議と「新しいことを学びたい」という気持ちが高まります。
社員の能力開発には、さまざまな要素があります。
一般的には
「仕事の経験」が70％、
「社内でのコミュニケーション」が20％、
「研修や自己学習」が10％と言われています。
一見すると“研修はたったの1割”と思われるかもしれませんが、この1割が組織を変える大きなきっかけになることがあります。
たとえば、日々の業務ではなかなか得られない理論的な知識や、新しい視点を学ぶことで、普段の仕事の「見え方」が変わります。
また、研修を通じて部署を越えた交流が生まれたり、同じテーマを共有することで「この会社で一緒に成長していこう」という共創の意識が芽生え、組織に新しい風を吹き込むきっかけになります。
つまり、“学びの時間”とは、単なる知識習得の場ではなく、会社全体の成長を促す「潤滑油」のようなものです。
働き方が多様化した今、意識的に立ち止まり、知識をアップデートする時間が大切です。
理想を言えば、10日働いたら1日は学びに充てたいところ。
つまり、1ヶ月に2日は「自分と向き合う時間」を設けるイメージです。
本を読む、セミナーに参加する、同僚と意見交換をする──どんな形でも構いません。
大切なのは、「学びを続ける姿勢」を会社全体で応援することです。
知識を得ることは、未来への投資です。
学びの積み重ねが、次の時代のリーダーを育て、企業の力を確かなものにしていく。
この秋、経営の一環として「学びを仕組み化する」ことを、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
