早いもので7月も後半に入り、そろそろ梅雨明けの兆しが見えてきたような今日このごろ。

今回は「まるやまVoice」バックナンバーより、夏のお共におすすめの本をご紹介します!

せっかくの夏休み、ぜひ読書時間を楽しんでください!

アマゾンのすごいルール 佐藤将之・著

まずは経営者の方におすすめのこの本。(2018年4月 まるやまVoice Vol.82より)

現代のビジネスルール アマゾンの手法

現在時価総額世界No.3であるアマゾン。
設立は1996年ですから、創業わずか20年余りでこの成長です。
右の本は2000年の11月に設立された当初から、アマゾンジャパンで働いていた社員が書いた本です。
アマゾンは凄い、アマゾンはビジネスルールを変えてしまう、などアマゾンエフェクトのように、競合企業や業界を消滅させるほどの脅威として語られるだけに敵も多いと思いますが、それならなぜそんなにすごいのかを知る必要があります。
この本は創業者のジェフ・ベゾスの考え方を知るのではなく、社内がどんな仕組みで動いており、どのようにサービスを進化させているのか、そしてオペレーションはどうしているのか、それを余すことなく書いています。
これをアマゾンだから出来るのだと思った瞬間、成長はありません。
できる事から真似をしていく必要があると思います。
だって、アマゾンは20年、弊社は15年ですから。
そして皆様の会社も、きっとアマゾン以上の歴史をお持ちですよね。
帯にある、「最速×最高の結果を出す仕事術」と「14の心得」については当たり前の事も多いですが、それを妥協せずやり続ける、そして、常に進化させるということこそが肝だということですね。
アマゾンの基本理念は「Customer First」当たり前すぎますよね!
しかしその落とし込みが凄く徹底しているのです。
以下アマゾンのOLPをご紹介します。

アマゾン14の心得

OLP(Our Leadership Principles)というのがあります。クレドと同じで、社員のあるべき姿を集約しています。

この14条はアマゾンのWEBサイトにも掲載されていて、入社の際にもこれらをコミットするそうです。これを詳しく読んでみると、ある意味他の会社と同様シンプルで愚直なルールです。
しかし他社と全く違うのは、時間軸、スピード感、スケール感です。著者によると普通の会社より、ずっと遠くの未来を見ている。普通の会社より、さらに早い速いスピードを求めている。
普通の会社より、はるかに広い範囲で物事をイメージしている。
その具体例がちりばめられています。
自社内で取り入れるべく、先ずは読んでみて、動いてみてください。