「慎始敬終(しんしけいしゅう)」 物事を、最初から最後まで気を抜かず、手抜きもせずに やり通すこと。「慎」も「敬」も注意深く行う意。一般に「はじめをつつしみ、おわりをつつしむ」 と訓読みを用います。出典は中国の古典「礼記(らいき)」です。
さて「慎始敬終」。徹頭徹尾と同義語ですが、ビジネスへの取り組みはこうありたいですね。
それが、お客様に伝わりビジネスの幅が拡がり、サービスの深みが増してくるのではないでしょうか。
実は先日、この言葉にぴったりな、素敵な事がありましたので、ご紹介させていただきます。
それは、私が以前このVoice50号でご紹介した、長野県にある会社「中央タクシー」さんの事です。
↑このワゴン車と偶然隣り合わせになりました。 |
私は現在、月に一回山梨に帰省しております。仕事もありますが、目的は、実家に帰省して父親に会うことと、墓参りをすることです。 |
電話は、長野第一ホテルさんの責任者をしている渡邊さまで、「今朝の談合坂で丸山さまと、弊社のドライバーとのいきさつを伺いました。弊社の事を存じて頂いている上に、お褒め頂きありがとうございます。この長野第一ホテルは、弊社のグループ会社でございまして、会長の宇都宮のスケジュールは私が把握しておりますので、丸山様のご予定がつき、長野にお越しの際にはお部屋をご用意いたしますので、ご一報ください。」 との内容でした。
私も、今までに色々と経験していますが、今回のようなことは初めて!驚きと共に、感嘆しました。
なるほど、「日本でいちばん大切にしたい会社」なんだ、と改めて納得した次第です。
↑「お客様第一」「タクシーの仕事は人の人生にふれる仕事」の理念に基づいて、数多くのファンを得ている中央タクシーさん |
以上、今回の「中央タクシー(株)」さんのお話し、会社の方針が徹底され、
まさに「慎始敬終」ですね。
ぜひ近いうちに長野県に行って、直接、宇都宮会長とお会いしたいと思います。
その様子はまた、このVoiceでご報告出来れば嬉しいですね。
(弊社発行 月刊まるやまVoice Vol.60 2016年4月号より抜粋)