未来の経営層に必要なこと

コンサルティングをしていく中で、社長様だけでなく、幹部の皆様やまた幹部候補生の皆様と戦略立案を構築し、その実施アドバイスなどをさせていただくケースが増えています。またそれに併せて、研修やセミナーをご依頼いただく流れも多くなってきています。未来の経営層には、発想力を上げてもらい新しい戦略を立案していく人材になってもらわなければいけません。ビジネスは本来常識人が常識に則って交流や交渉があり成り立つわけで、もしこれが非常識な人ばかりではスムーズに行きません。一方発想力を上げるとか、新たな戦略を作る場合には、逆に常識にとらわれず、柔軟な頭が必要なわけで、それには、発想力を上げるトレーニングが必要となります。

そもそも企業で戦略を立てる目的は会社を成長させるためであり、それにはアイデアにくわえて、最終的に収益に結び付くプランになる事ことが必須なわけですから、達成すべき数字や損益が重要です。

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経営戦略の古典的な名著 「パラダイムの魔力」に載っている有名なエピソードをご紹介いたしましょう!

パラダイムの魔力

 今では自動車に標準装備されているエアバックですが、当初は製造コストが 
 かかるので 高級車にしか搭載されていませんでした。エアバックに必要な技
 術は二つです。

 一つは「普段は絶対に作動しない事」もう一つは「非常時には急速に膨張す
 る事」。

 この技術条件を見てあるメーカーが「わが社ならエアバックをずっと安く作れ
 る」と気づき、自動車メーカーに提案して、現在のように普及したのですが、
 何のメーカーだと思いますか?

 

 

・・・・・・

正解は、手榴弾を作っていたメーカーです。(ブリード社)

手榴弾は普段は絶対に作動してはいけませんが、ピンを抜いて投げると一定時間後に爆発します。それを一定時間ではなく、ピンを抜くとすぐ作動するように改良することで、エアバックの仕組みができるということでした。

それを強みにアメリカ国内の当時のビック3に営業をかけたところ、車の事を知らないし、武器を作っている会社とは取引できないと断られますが、何とブリードにとっては海外メーカーであるトヨタが提案を受け入れ、アメリカメーカーよりも先に安価で供給でき普及していきました。トヨタもやりますよね!

一方、当時のビックスリーは常識的な判断しかできない経営陣だったのでしょうね。

 (弊社発行 月刊まるやまVoice Vol.38 2013年11月号より抜粋)