ハラスメント防止対策が義務化により、上司の方々は社内でのコミュニケーションにより一層気を遣うようになっているのではないでしょうか?
いくつかの会社様で研修をさせていただいていますが、ハラスメント防止対策を腫れ物のようにとらえ、何を言ったら・したらいけない、ではなく、重要なのは「伝え方」。
この「伝え方」、悩んでいるのは今の経営者・管理職のみなさまだけではありません。
今から400年以上前にも、伝え方で悩み、この方法が良いのでは、と試行錯誤を繰り返したトップマネジメントたちの奥義が今でも残っています。
彼らから「伝え方」のヒントを学びましょう!
徳川家康
部下の叱り方
- 本人とその人と親しい一人だけを呼び出す
- いつもより言葉を和らげる
- まずは、今までの功績を称えて感謝する
- その後で「今回のミスは君に似合わない」と伝える
- 今後もこれまで通りの活躍を期待している、と伝えて終了
叱られるものに対して必ず逃げ道を作ることが大切であり、家臣のミスとは、実際にはそれを使う主人の失態なのだと指摘しています。
武田信玄
人は城
人は石垣
人は堀
情けは味方
仇は敵なり
国を守るのは人であり、民こそ国の宝であるという、武田信玄の信念が表れています。
会社を守るのは人であり、社員を大切にしてこそ企業経営が成り立つ、というところに通じていますね。
毛利元就
人は言葉は心の使いである。
言葉によってその人が善か悪か、
才能があるかないか、剛勇か臆病か、
利口か愚かか、遅いか早いか、正直か正直でないか、そうした事がすぐに分かるものだ。
言葉は使い方ひとつです。相手の気持ちを尊重して、その場の雰囲気に十分配慮しながら自分の気持ちを伝えることで、良い人間関係を築くことができます。
桃太郎侍
ありがとうと言うのに1秒もかかりません。
1秒を惜しんでどうするのよ。
分かっていても言葉にしないと伝わらないでしょ。
どんな些細なことでも、ありがたいと思ったら
それを口に出して言う。
ありがとうというのは、とてもいい言葉です。
最高の幸せパワーを持つ魔法の言葉「ありがとう」。「ありがとう」の対義語は「当たり前」。
今までできて「当たり前」だったことも、「当たり前」じゃない日が突然来ることもあるのです。
いま「ありがとう」を、伝えましょう。